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  • チュルーファーイースト登山(1)

    10/3からネパールヒマラヤのチュルーファーイースト(Chulu Far East)の登山に行ってきた。

    チュルーファーイースト(CFE)はネパールのアンナプルナサーキット沿いにあるトレッキングピークの1つで、標高は6059m。すぐ西隣にチュルーイーストがあり、さらにチュルーセントラル、チュルーウェストと続くチュルー山塊を構成している。

    Annapurna Circuit
    アンナプルナサーキットとチュルーファーイースト

    下のような日程で回った。

    • 10/4 カトマンズ入り
    • 10/5 カトマンズ
    • 10/6 カトマンズからジープでベシサハール経由マナンまで3540m ロッジ泊
    • 10/7 マナンからティリチョベースキャンプ4190m
    • 10/8 ティリチョBC停滞(発熱)
    • 10/9 ティリチョBCからカンサールまで歩き、そこからジープでンガワル3660m
    • 10/10 ンガワル→ヤクカルカ3890m テント泊
    • 10/11 ヤクカルカ→CFEベースキャンプ4800m
    • 10/12 CFE BC→ハイキャンプ5300m
    • 10/13 HC→チュルーファーイースト6059m登頂→BC
    • 10/14 BC→フムデ3400m
    • 10/15 フムデからジープでマナン、レダール4230m
    • 10/16 レダール→トロンハイキャンプ4750m
    • 10/17 トロンパス(トロン・ラ)5416m→ムクティナート3840m
    • 10/18 ムクティナートからバスでマルファ2750m
    • 10/19 マルファからバスでタトパニ
    • 10/20 タトパニからバスでベニ、そこからは乗合タクシーでポカラ
    • 10/21 ポカラから飛行機でカトマンズ、その後シェルパの案内でチベット仏教の集会を見学
    • 10/22 カトマンズ→帰国
  • ヒマラヤ・ランタン谷・ヤラピーク山行(5)

    9~11日目:キャンジン~リミチェ~シャブルベシ~カトマンズ

    朝食を摂ってからキャンジンを後にする。行きでは起点のシャブルベシから最奥のキャンジンまで3日かかったが、帰りは2日の予定だ。将来、この谷へ車道が延びてくれば、もっと短期間で登山して帰ってこれるようになる可能性がある。ランタンでは、再び地震による雪崩・地滑りの跡を乗り越えて進む。地震の犠牲者が眠る墓に手を合わせる。

    ネパールに来てからというもの、乾期でずっと晴れていて天気の変化に乏しい(ずっと天気が良いとも言う)。帰りもサングラスと日焼け止めは必須である。時々茶屋で休憩しながら、途中シャクナゲをスケッチしながら足早に下りていく。

    帰りの1日目の宿は、普通ならラマホテルだが、今回はそこから2~30分くらい先にあるリミチェに泊まる。ラマホテルは森の中の閑静な集落という感じだが、リミチェは宿が一軒だけで(見えないところに家があるかも知れないが)、一方が谷側に開けていて展望のよい宿屋だ。リミチェからはシャブルベシへ至る、来たときとは別の道もあるようだが、あまり使われていないらしい。12月はシーズンから少し外れているのでその場で宿が取れたが、ハイシーズンには事前の予約が必須である。

    翌日も朝食を摂ってから9時くらいに出発。シャブルベシのすぐ手前の、滝がすぐそばにあるロッジで昼食を摂る。ここを経営しているのはタマン族らしいが、家族でずっとしゃべり続けている。シェルパによればタマン族は(シェルパ族と違って)口ばかり動かして手を動かさないからずっと貧乏なままらしい。ニワトリがたくさん放し飼いにされていたので、そのうちの一羽を買って捕まえてシャブルベシでの夕食にすることにした(4000ルピー≒4400円)。シャブルベシに到着したらポーターが料理してくれた。とりあえずブロイラーとはまったく違い、最近食べた鶏肉の中では最高に美味しかった。

    シャブルベシまででいわゆる登山は終了で、翌日に車でカトマンズに戻り、ちょっとだけカトマンズ観光をして日本に帰る。

  • ヒマラヤ・ランタン谷・ヤラピーク山行(4)

    7日目:キャンジンからヤラカルカ

    朝キャンジンを出発する。この日は「シェルパイスティ」というシェルパ族の朝食を食べる。山椒とか野菜がたくさん入ったうどんのようなもので、すごく気に入ったのでこの日以降朝食は全部これにした。出発してから、途中キャンジン・リ、ツェルゴ・リへ行く道と分かれ、ツェルゴ・リの南東斜面を回り込むようにつけられた道を進む。何回か凍った沢を越える所があって危険なのはそのくらいだった。斜面にはところどころ放牧されているヤクが見える。休憩中にバナナとかミカンを食べたが、その皮を岩の上とか分かりやすいところに置いておくと家畜が食べに来るという。実際置いておいて、後日帰りに通りかかったらなくなっていた。12月の4000mを超える場所でも雪はあまりなく、登っている間は太陽に照らされていると暑いくらいで、それでいて空気は冬らしく冷たいので変な感じだ。

    6時間くらい歩いたところで宿泊地のヤラカルカに到着。石囲いが点在し、まあまあ平坦な平原である。この日テントを張るのは私たちのパーティーだけだった。

    テントを立てて昼食を摂ったりなどしていたが、この頃から急に寒気を感じるようになった。登っている間、太陽に照らされて暑いくらいだし、運動中なので体が温かかったから勘違いしてしまったが、キャンプ地に到着したらちゃんとダウンの上下を着て寒さ対策をする必要があった。それを怠ったせいで体が冷えてしまって、風邪の症状が出たようだ。こうなっては仕方ないので、終始温かくしながら回復を祈って休んだ。

    8日目:ヤラピーク~キャンジン帰還

    翌日、とりあえず行けるところまでということでヤラピークまで登り始める。カルカから上の地面は八割くらい雪に覆われているが、薄いので登山靴で歩く分には何の支障もない。ポーターに至ってはスニーカーみたいな靴で歩いている。木は一本もなく、積雪が十分にあればスキーもできそうだ。

    ヤラカルカからは、目標のヤラピークは頂上部分だけ岩場なのが見える。そこを目指して見渡す限りの雪原をひたすら上がっていく。危険なところはないが、4000mを超える高地な上に風邪引きなのでペースは遅い。結局、時間と体調を考えて5000mくらいの地点で引き返すことにした。折り返し地点で何枚か鉛筆でスケッチをした。

    下りは速いし楽だろうと思ったが風邪の影響が思いのほか重く、急斜面の下りで踏ん張りが効かず何度も転げ落ちそうになった。日本で登山中に風邪を引いたことなどなかったので、体調を崩すとこうなるのだ、という経験にはなった。小刻みに足を運ぶやり方で安定して降りられるようになった。キャンジンに到着すると、呼吸も楽になった。翌日から帰りでひたすら下りになるので若干楽にはなるはずだが、早めに寝て体力を回復させる。次回の旅は成功させたいので、高山病だけでなく風邪予防法も考えておかないといけない。